振袖を予約する際、一番多い振袖の選び方はデザインを見て予約をしようかどうか決める方法です。
気に入ったデザインがあれば、その振袖が置いてあるショップでレンタルまたは購入予約をしようと思うのが一番多いパターン。
でもちょっと待って?
その振袖ショップ、本当に予約して安心できるショップなの?
成人式で着用する振袖は、レンタルで相場が20万円前後。
購入だと相場は40万円以上。
非常に高い買い物になります。
それを思うと、振袖のデザインは気に入っていたとしても、おいそれと即決しづらく、いくつかのショップで検討しようという考えになります。
そんなとき、振袖を予約する上で、どんな点に気を付けてショップ選びをすればいいのか?
はじめての振袖レンタル・購入をお考えのあなたに向けて、振袖ショップ選びのポイントをまとめてみました。
目次
- その振袖、生地・柄・トレンド・価格は大丈夫?一般的な基準を知ろう
- 振袖レンタル・購入ショップとのやりとり、気を付けるポイントは次の3つ!
- 振袖レンタル・購入予約であったらうれしい予約特典一覧
- あなたの譲れないポイントは?振袖ショップを選ぶ条件リスト
- 成人式の振袖予約、ショップ選びのポイントとあわせて読みたいコラム一覧
その振袖、生地・柄・価格は大丈夫?一般的な基準を知ろう
- 振袖の生地……正絹(しょうけん)100%
- 柄……桜や菊、松竹梅などの和花文様、または亀甲文様やのし文様、宝箱などの吉祥文様
- 価格……通常レンタルなら20万円前後、購入なら40万円以上
これらは成人式で着用される振袖の一般的な基準です。
そもそもあなたがこれから予約しようと考えている振袖。
その生地がなにでできているか、確認はしましたか?
柄やデザインは成人式にふさわしいものか、比較してみましたか?
価格はどうでしょう?高すぎるからと断念した振袖が、実は相場通りの価格だったということは考えられませんか?
もしも安くて気に入った振袖があったとき、その安さの理由について確認してみましたか?
もしかしたら、あなたがこれから予約をしようと思っている成人式のためのその振袖。
多くの人が成人式で着用する振袖とは、あきらかに違う点があるかも!
成人式で最も多く着用されている振袖の基準について、生地・柄・価格面でまとめてみました。
成人式で最も多く予約されている振袖の生地
着物というのは大きく分けて2つの生地で作られています。
正絹(しょうけん)かポリエステル。
このどちらかであることが多く、成人式で着用する振袖の場合は多くが正絹でできた着物です。
どうしてポリエステルではないのか?
そもそも正絹とポリエステルの違いはなんなのか?
わかりやすく言えば、正絹はカシミヤのセーターのような肌さわりで、ポリエステルはウィンドブレーカーのような生地になります。
振袖の生地が正絹だった場合
人間の肌と同じたんぱく質でできているため、肌さわりがよく、着心地がいい
静電気が起こりにくく、冬場でも安心して着用できる
人の身体の線にフィットする素材なため、あたたかいだけでなく着崩れがしにくい素材である
生地そのものの重さが他とは違い、その分だけ見た目にも高級感が増す
色の光沢が正絹特有で、洋服とは異なる深みがある
振袖の生地がポリエステルだった場合
Tシャツやウィンドブレーカーなどで使用されているように生地自体が軽い素材なので、動きやすさはある
生地が軽いのはペラペラであるとも言え、安っぽい見た目になりがちである
長時間着続けると着崩れしやすい
量産しやすい生地素材であるため、ポリエステル製の振袖は価格が安い
成人式で正絹100%の振袖にこだわる人が多い理由
ほとんどの場合、成人式の振袖をレンタル・購入しようと考えている方は、自分の娘のためにと考えている保護者の方々です。
お母様やお父様、祖父母の方々が娘や孫のため、立派な振袖を着させてあげたいと考えていらっしゃいます。
では、立派な振袖という定義はどんな振袖なのでしょう?
答えは「正絹であること」です。
生地が正絹100%であれば、色合いにも深みが増し、見た目にも高級感が表れます。
特別な素材なので洋服のように簡単には洗濯ができない点は、少しばかり手間を感じますが、人生における特別なイベントに、安価な振袖は着せられないと考える方が多くいらっしゃいます。
求めているのは「見た目が豪華」「安っぽく見えない」「着心地がいい」「伝統的」な振袖です。
100%正絹でできた振袖はそれらすべての条件を満たします。
それだけでなく、成人式当日、着崩れしにくい点というのが、多くの人が正絹にこだわる理由です。
成人式にふさわしい振袖の柄とは?
成人式で最も一般的な柄というのは、和花柄です。
または吉祥文様などを多くあしらったデザインの振袖が、成人式ではよく見受けられます。
逆にTシャツのデザインや浴衣のデザインで見かけるような薄く淡いもの、生き物柄、洋花柄、幾何学文様などはあまり見受けられません。
奇抜なものはどうにも好まれない様子で、やはり古典的だったり伝統的な振袖の文様が重視される傾向にあります。
では、伝統的な振袖の文様とはどういった柄を示すのでしょう?
代表的なものを3つほど、ご紹介してみましょう。
桜文様はどんな振袖も華やかに見せる
和花文様と言えば、代表的なのが桜。
多くの振袖には桜文様が他の文様とともにあしらわれていることが多く、小さな柄でも大きな柄でも、桜一つあるだけで華やかさが増します。
松竹梅は豪華さとかわいらしさを兼ね揃えている
松や梅は丸みを帯びたシルエットであることが多く、竹も笹文様など少し丸みを帯びていることが多々あります。
そうした丸いシルエットはかわいらしさを演出し、松竹梅揃った豪華さと相まって、成人式に相応しいとされています。
吉祥文様として重宝されている熨斗文様
先述した松竹梅も吉祥文様という、良い兆し、めでたいしるしという意味を表現した文様に含まれます。
ここでご紹介する熨斗文様は吉祥文様の中でも特に色彩が華やかで、高級感を演出する柄。
斜めに束になってあしらわれていると、脚長効果も期待できる柄となっています。
はじめての振袖レンタル・購入で知る成人式振袖の価格相場
振袖の相場は成人式の場合、レンタルで20万円~30万円以上。
購入だとその倍の40万円以上と言われています。
これはなにも振袖単体の価格相場ではなく、袋帯や帯締・帯揚・草履・バッグなどその他振袖を着る上で必要な小物類も一式含んだ価格相場です。
ですから相場以下の安さで予約できる振袖を見つけたときは、その価格の内訳を確認してみましょう。
もしかするとその価格は、振袖単品の価格で、その他小物類を一式まとめて予約しようとした場合、相場以上の高額になってしまうかも。
逆にフルセットで相場よりも安い価格であるなら、どうして安いのか気を付けてみましょう。
生地がポリエステルであるならその分安いのも頷けます。
柄やデザインが成人式に着るには少し地味だったり、雰囲気が合わないものなら安いのも納得できます。
安い振袖には安いなりの理由があります。
しっかりと相場と見比べて、検討しましょう。
振袖レンタル・購入ショップとのやりとり、気を付けるポイントは次の3つ!
これから振袖を予約しようというとき、検討中のショップに確認しておきたいポイントが3つあります。
予約できる振袖の在庫が一番多い時期はいつか?
人と被らない振袖を取り扱ってくれているかどうか?
振袖はいつ受け取れる?2年前に予約した振袖が成人式当日まで保管されているか心配!
これらを順に見ていきましょう。
予約できる振袖の在庫が一番多い時期はいつか?
一般的に言われているのは、その年の成人式が終わった直後。
1月下旬~3月にかけては、予約ができる振袖の点数が一番多いとされています。
しかしショップによっては新作の振袖が入荷される時期が違う場合もあり、1月下旬~3月の期間以外にも在庫点数が多い時期があることも。
一生に一度の大切な成人式。
振袖を予約するなら、豊富なデザインの中からあなただけのお気に入りの一着をレンタルまたは購入しましょう。
そのためにも、検討中のショップでは、どの時期が一番在庫点数が多いのか要チェックです。
人と被らない振袖を取り扱ってくれているかどうか?
振袖の品数が豊富なことは大前提として。
他の誰かと同じ柄の振袖を予約していた!なんてことが成人式当日の会場で発覚したらどうですか?
しかもそれが気心知れた友達ならまだしも(それもどうかって話ですが)
、気まずい関係の人と同じ振袖だった場合、居心地の悪さは想像に容易いでしょう。
こんなことなら他の振袖を予約すればよかった。
そう思い、後悔ばかりで、なんだか心から成人式を楽しめなくなってしまう。
でもちょっと待ってください。
振袖を予約する段階で、同じ地区の成人式に参加する人が、まったく同じ柄の振袖を予約していたという情報を教えてもらっていたら、どうでしょう?
他の振袖にしようと考えることもできますし、その情報を得た上でもやっぱり気に入っているからと決めることもできます。
そういった配慮をしてもらえるショップなのかどうか、振袖を予約する際は要チェックポイント。
なぜなら、成人式当日、まったく同じ振袖を、自分よりもかわいくて美人な女の子が着ていたらどうですか?
今すぐ脱ぎたくなってしまいます。
振袖はいつ受け取れる?
2年前に予約した振袖が成人式当日まで保管されているか心配!
あなたは、はれのひ事件を知っていますか?
成人式当日、振袖を予約していたショップに行ってみると、なんとそのショップが営業していなかった!
予約していた振袖が受け取れなかったのはもちろん、返金もしてもらえず、成人式自体も出席できないという最悪の事件が起きたのです。
最悪の事件の本当に最悪だったところは、成人式当日に手元に振袖衣裳が一式なかったこと。
それでは着付すらできませんから、せっかくの振袖が着れないまま、成人式も悲しいことになってしまいました。
この件をきっかけに、多くの人が成人式の振袖はいつ受け取れるのか気になりはじめました。
早い人なら成人式の振袖は2年前には予約が完了するもの。
そこからの2年間、本当に予約した振袖が保管されているのか不安で仕方がない。
振袖は事前に手元に置いておくことができないのか。
振袖の予約を検討中のショップへ、問い合わせてみると明確な時期を教えてもらえます。
振袖レンタル・購入予約であったらうれしい予約特典一覧
成人式のための振袖を取り扱っているショップはネット上だけでも多数存在しています。
その中で、気になるのはデザインや在庫点数だけでなく、そのショップ独自のうれしい予約特典があるかどうか。
もしも成人式の振袖をレンタル、購入する際に、プラスαでお得な特典があったら?
その情報はぜひとも事前に知っておきたいですよね。
では具体的に、どういった予約特典が挙げられるのでしょう。
様々な振袖レンタル・販売ショップから集めた、予約特典の一例をご紹介します。
こんなサービス、あったらうれしい!振袖レンタル・購入で確認する予約特典一覧
- 事前の来店予約で振袖レンタル価格が総額から10,000円OFF
- 仕立て上がりの振袖レンタルで総額から5%OFF
- 振袖予約のためのご試着は、何着でも無料サービス
- 振袖予約者限定でお得なプレゼントキャンペーン
- 前撮り時の衣裳・着付・ヘアセット・メイク・撮影無料サービス
- 前撮り撮影スタジオ無料ご紹介
- 振袖レンタル・購入ショップ内に併設されているスタジオで前撮りが無料で可能
- 成人式当日の着付・ヘアセット・メイクはご自宅近くの提携美容院を紹介料無料でご案内
- 成人式当日は振袖レンタル・購入ショップ内で着付・ヘアセット・メイクを無料実施
- レンタル後の振袖はクリーニング不要、そのままで返却OK
- 振袖購入で成人式以降の着付代が何度でも無料
- 振袖購入で成人式後の振袖のお手入れ・シミ抜きが無料
- 卒業式の袴レンタルの際は袴料金が無料レンタル可能
- 姉妹割で妹様の成人式の際は振袖価格がお得になるサービス付き
特典にはいろいろな種類があります。
来店時の特典、前撮り時の特典、成人式当日の特典、成人式後の特典、家族に対する特典など。
これらのうれしい予約特典は、振袖取り扱いショップによって異なりますので、どのショップではどんな特典があるのか比較検討してみるのがオススメです。
あなたの譲れないポイントは?振袖ショップを選ぶ条件リスト
次のうち、あなたが成人式の振袖を予約する上で、譲れないポイントはいくつありますか?
- 成人式で着る振袖の生地は、正絹がいい
- 柄は伝統を重んじていて、和花文様や吉祥文様というおめでたく華やかな柄が多い方がいい
- 振袖をレンタルしようとしたとき、20万~30万円程で小物類まで一式予約できる方がいい
- 振袖を購入する場合、40万円程で小物類まで一式予約できる方がいい
- 予約するため振袖の在庫数が多いショップがいい
- 人と被らない振袖が予約できるショップがいい
- 成人式当日までに衣裳を持ち帰るタイミングがあるといい(成人式当日は手元に振袖がある状態)
- 成人式当日の着付・ヘアセットの手配をしてくれる方が便利でいい
- 成人式当日、振袖に合ったメイクをしてくれる方が安心できていい
- 前撮りの手配をしてくれるショップがいい
- 前撮りの日に家族写真も撮ってくれる他、アルバムにする写真を自分で選べるショップがいい
- レンタルした振袖はクリーニングなしで返却できるショップがいい
成人式の振袖をレンタル予約・購入予約する際は、これらの条件を参考に、ショップを選んでみるとあなた好みのショップに巡り会えるでしょう。